アナログ機器の適正レベル
「業務機器は+4dBu、民生機は-10dBv」という話を聞いたことがあるかもしれません。
一般にアナログ機器では、これらのレベルが0VUに相当し、適正レベルとなります。
さて、たいていの音声信号はRMS/VUメータを絶えず変動させて定まりませんし、さらにややこしいことに、よく見ると業務機器と民生機器、それぞれの適正レベルは単位まで、dBu、dBvと異なります。
このように、まるで動く的を射るような話にきこえるかもしれませんが、実はあまり難しく考える必要はありません。
業務用、民生用を問わず、おおよそ制作に使用するであろう音響機器には、通常なにかしらレベルメータが付いています。「受け側となる機器の内蔵メータが0VU振る程度のレベルが基本」とだけ理解しておけば、運用上は問題ないかと思います。